大学受験で東京に滞在した高校時代の思い出です
大学受験をするとき、地元の大学と東京の大学をそれぞれ受けました。私の学生時代は、進学に関する情報も、現在と比べれば非常に限られたものでした。それでも、学校の先生にお聞きしたり、大学案内などに目を通して、少ないながらも情報を集めていました。そして次第に自分の可能性を広げる意味で、東京の大学に行きたい、と思うようになったのです。
いよいよ、大学受験となった時に、高校生が単身で上京するのは不安だったのですが、ちょうど他にも東京の大学を受ける友人がおり、同じホテルを予約して一緒に上京することになりました。受験日の前日に東京入りし、まずは、受験する大学の下見です。
私の住む街は、地下鉄の路線が3本しかなく、いたってシンプルなのですが、東京の地下鉄は非常に複雑で、自分の行きたい方向が分からなくなることもしばしばでした。
下見を済ませ、いよいよ大学受験当日です。しかしやはり迷ってしまい、通りがかった親切な中年男性が、「大学はこっちの方向だよ。」と案内してくださいました。そして無事試験は終了しました。それにしても、地下鉄の複雑さや、渋谷の巨大なスクランブル交差点で、人がこちらに向かって押し寄せてくる様には圧倒されました。
受験の疲れもあったせいか、滞在中は毎日両親に電話し、早く地元に帰りたいと思っていたものです。結局東京の大学への進学は叶わず、地元の大学に進学することになりました。残念ではありましたが、持てる力を出し切ったので、後悔はありませんでした。少しだけ東京を味わえたのも今となっては、いい思い出です。
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